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モルディブ紀行(後編)

気温は30度、水温29度です。ダイビングポイントを回る王道コースと違い、この赤道ガーフ環礁コースは年に4回のスペシャルトリップ。何に会えるか分からないギャンブルダイブなので、時にはブルーウォーターのみの時もあります。

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大物が出ると、ガイドがタンクを叩いて知らせてくれます。群れが出たり、出現場所がばらばらだったりすると、あちこちでリンリンンカンカンが鳴り響きます。ゲスト10名に対しガイドは4名。かなり贅沢です。他にオーナーのカオリータさん、船のスタッフの方なども一緒に潜ります。

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シマシマ模様が特徴のタイガーシャークはイタチザメの英語名。肉食鮫です。水深40mくらいのところにいるのですが、モルディブは「30mまでしか潜ってはいけない」という規則があるため、これ以上は近づけません。いやー、会いたかったんですよ~

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シルキーシャークは流線型で光沢がありキラキラしています。とっても綺麗な鮫なんですよ。会いたかったわ~

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ハンマーヘッドシャークは大きな頭の両端に目があり日本名はシュモクサメ。この子も会いたかったんです。

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グレーリーフシャークはあちこちで見かけました。この時は70匹ほどの群れで周りをうろうろしていました。鮫だから肉食ですよね。

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野生の鮫は警戒心が強いので、距離的にはこの位です。

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浮上寸前に念願だった水中イルカの群れ100匹ほどがあちこちからやってきました。全力で追いかけましたが、彼らは速いし、酸素が無くなり断念。

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イルカは船の波に乗るのが好きで(泳ぐのが楽になるという説もあり)、母船に帰るドーニを追いかけてきて、伴走してくれました。この風景をめっちゃ見たかったんです。あちこちでジャンプしたりくるくる回っている群れもあり、夢中で見入っていました。

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南国らしい珊瑚礁も沢山ありました。ニモやドリー、亀やカラフル熱帯魚なども一杯いましたよ~

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ドーニのクルーは大半が漁師の息子。みんな釣りが上手です。1日3回のダイビングを終えた後は次のポイントへ移動しますが、道中カマスサワラを何匹も釣り上げていました。夕食に美味しくいただきました。

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お目当てのハンマー、タイガー、イルカが見れたということで、大きなケーキが振舞われました。中にもクリームたっぷりでカロリーは・・・結構ありそう!カジキマグロも狙っていたのですが今回は出会えず残念。

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楽しかったダイビングもあと1本残すのみ。綺麗な夕日もそろそろ見納めです。

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朝1本潜ったあと、環礁から一気に移動し空港近くまで帰ってきます。ダイビングした後は減圧症の危険性を少なくするため24時間は飛行機に乗れません。飛行機降りてからすぐのダイビングは問題ありません。

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オフの日が一日あるので、近くのフルマーレの島に下ろしてもらいました。久しぶりの陸上です。スーパーで現夜の宴会用に現地のお菓子を調達し、紅茶とお米をお土産に買い求めます。

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空港に行く時間になりました。機材とトランクを持ちドーニに乗り込み、ダイビングガイドやスタッフの方10名ほどに手を振って船にさよならです。1週間お世話になりました。楽しい楽園の旅をありがとう。

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空から見える美しい海にもお別れです。また魚に会いに来ることができればいいなぁ。

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ドローン映像と水中ビデオを5分ほどにまとめてみました、見てやってください。写真よりはるかに綺麗です!



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